WEEKLY| DECEMBER VOL.1 温暖化を食い止める役割を担うチーフヒートオフィサーとは? 

<世界で増えつつあるChief Heat Officer(CHO)とは?>

皆さんは「チーフ・ヒート・オフィサー」(Chief Heat Officer: CHO)という言葉をご存知でしょうか?まだまだ馴染みがなく、知らない方も多いのではないでしょうか?日本語名では「最高熱波責任者」と呼ばれる新しい役職になります。
なんだそれは?!って思いますよね。この役職は、その名の通り熱波や気温上昇への対策・政策を強化すことが主な仕事で、気候変動によって深刻化が加速する「地球温暖化」や「ヒートアイランド現象」を食い止める役割を担う公務員のことです。

これまでに、ギリシャの首都・アテネ市を筆頭にアメリカ・フロリダでも CHOが誕生しました。そこに続き今回3番目の誕生となったのがアフリカ・シエラレオネです。
シエラレオネでは、地球温暖化の影響が色濃く、度々対策を講じてきました。11~4月の乾季には酷暑が頻繁に発生し、日中には外を歩くだけで熱中症の危険が伴います。また、日本政府も過去にシエラレオネが取り組んでいる「気候変動による自然災害対処能力向上計画」に対して3億円の資金協力を行うなど、近年気候変動による問題が加速している国の一つです。

でもアフリカで熱波が続くとどうなるか聞いたことありますか?大きく3つあります。

このように発展途上国は先進国によって引き起こされた環境破壊の影響を直接受けてしまいます。今自分が何気なくとっている環境への負担を及ぼすアクションが地球のどこかで生活している人・動物などに影響を及ぼしているということです。自国が他国に及ぼす間接的な影響や世界の事を知ることも環境問題を学ぶ上でとっても重要ですね。

でもなぜ「チーフ・ヒート・オフィサー」が必要だと思いますか?
CNNによると、ワシントン大学が発表した研究論文で、酷暑による死亡者数が1980年から2016年にかけて74%増加したことが明らかになりました。地球温暖化についてはこれまでに何度も議論がなされてきましたが、「熱波」や「ヒートアイランド現象」に対する具体的な対策を指示する責任者がおらず見逃されてきました。この現状に対して、責任を担うのがCHOです。

今回取り上げたのはシエラレオネのお話であり、まだまだCHOという役職の認知度が低いのが現状です。しかし、日本と同様、全世界で記録的な猛暑や温暖化の影響が問題視されているため、CHOが日本にも誕生する日はそう遠くないのかもしれませんね。

今週の【WEEKLY】 December Vol.1は以上になります!
来週のWeeklyもお楽しみに🌎

 

引用

Ayaka Toba.‘’アフリカ初、暑さを食い止める公務員「チーフ・ヒート・オフィサー」が誕生′.IDEAS FOR GOOD.2021‐11‐24.https://ideasforgood.jp/2021/11/24/chief_heat_officer_freetown/.(参照 2021-12-03)
Harrisberg, K. ‘’This African nation has named its first chief heat officer. Here's what it means′.WORLD ECONOMIC FORUM.2021‐11‐08.https://www.weforum.org/agenda/2021/11/sierra-leone-names-africas-first-chief-heat-officer/.(参照 2021-12-03)

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